代表あいさつ

代表理事

こんにちは。
私が育った宮崎県川南町は2010年、口蹄疫問題で日本中に知れ渡った町です。家族同然に暮らしてきた家畜の殺処分、人々は悲しみからなんとか立ち直り、今では1〜2万人もの人々が訪れる「トロントロン軽トラ市」が有名になっています。

全国からの入植者が集い開拓された土地であり自然豊かな海も山も畑もある地域です、気候も人々も温暖で朗らかだと評判です。

このような場所で育っても若者たちの大部分は高校卒業と同時に故郷を離れ都会に出て行きます。近くに大学(高等教育機関)がないのもその一つですが、なんとなく故郷(田舎)暮らしより都会暮らしへの憧れ、大人になったら田舎から離れ都会にでて成功を収めたいという見えない神話!が創られていたように思います。大都会で生きる、働くを成功モデルとする価値観があり、同時にそれは大都市への一極集中であり地域への大きな格差をもたらしました。

戦後復興の工業化の流れ、活性化は一時は日本を経済大国2位の地位まで押し上げたほどです。日本人の国民性である勤勉で真面目な労働の賜物でした。経済発展の影で核家族化が進み、物質が豊かで持ち家を持ち個室を持ち、個人が私生活主義を勝ち得、成熟社会は創られてきました。経済効率優先の中で 食、農を置き去りにして日本の良さを伸 ばさず、一世代、二世代と時代は流れ、人口減少、高齢化、外国依存と、大きな課題を抱えていることに気づきはじめた昨今です。他にも、グローバル社会の弊害で国際社会との軋轢、近隣 諸国との摩擦、そして気候変動による、予期せぬ地震、自然災害も頻度を増しています。それぞれの特徴を活かしただただがむしゃらに成長発展を目指してきたものの、そこにはいつの間にかコミュニティの崩によるさまざまな不の地域課題、 社会的課題が次代へ山積みされていました。おたがいさま、暮らしを向上させならが、笑顔で仲良く暮らしたい。!ここ数年、生き方、働き方を変える!そんな機運が高まり、市民活動 が具体的に活発化しています。

一方、ソーシャルビジネス事業はいまや、企業、行政、NPO法人、気づいた人がどのセクターでも取り組み始めています。こうした自らが課題を発見しビジネス手法で解決する動きは地域人にも共感、感動を生みだし協働の可能性を広げています。更に地域にとってなくてはならない存在になり、そこに住みたい、働きたい思いのスパイラルからの人口流入が起こりえます。時間と活動の共有からネットワークに広がり、更なる成果、結果、新たな価値観、あたりまえの継続事業が起こっていきます。

2006年4月、社会的起業家創出ネットワーク九州(SINK)から始まり、アジア(a)へ世界へ〜人々がつどい感動できる豊かな地域社会を 子どもたちにつなぎたい〜の思いを普及啓発、事業創出を進めより良い暮らしに変えてまいります。 暮らしの真価を求め進化する!SINKa 皆さんと共に次代暮らしのイノベー ションを起してまいりたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。